カテゴリー
IPoE

混雑するインターネット

IPoEについて

IPoE(IP over Ethernet)は、企業内のLANなどと、同じ方法で直接インターネットに接続する方式です。

「IPoE接続」は、インターネット接続のためのIDとパスワードは必要ありません。

ID、パスワードが不要でも、契約情報をもとにして、回線側からインターネットへの接続に必要な情報が、ルーターへと流れるので、自動的に接続ができるようになっています。

そのために、接続はとてもシンプルですが、セキュリティが、弱いということもありません。

また、専用の通信機器も必要ではなく、ルーターやアダプターなどの設定も不要で、シンプルに、インターネットに接続することができます。

インターネットへの接続するときには、自分のコンピュータへ、どんな情報が欲しいのかを、リクエストして、どこに情報を送ってほしいのかが、わかるように、自分のコンピュータの住所を、送る必要があります。

IPアドレスについて

そのインターネット上の住所のように、利用されるのがIPアドレスであり、IPアドレスは「IPv4」と「IPv6」の2つの表示方式が、あります。

まずは、現在主流の「IPv4」と呼ばれている、IPアドレスの表示方式について解説します。

通常のIPアドレスは、この「IPv4」方式です。

IPアドレスは、インターネット上の住所のようなものであり、数字の羅列でコンピュータを識別しています。

この数字の羅列を、32ビットのデータで管理しているのが「IPv4」です。

インターネットが利用され始めた当初とは現在は随分と違い、今日ではさまざまなものに、コンピュータが利用されて、インターネットへと繋がっています。

「IPv4」で割り当てられる住所は、約43億個しかなく、利用ユーザーの人数が、増えて携帯電話や、家電製品などの、身の回りのさまざまなものにまで、IPアドレスを割り当てると、すぐにIPアドレスが足りなくなってしまいます。

そこで、IPアドレスの不足を、解消するために考えられたのが、次世代のプロトコル「IPv6」です。

「IPv6」も「IPv4」同様に数字の羅列で、インターネット上の住所を表しています。

数字で表すと、16進数でコロンで区切り、8つのフィールドで以下のような表示方法になります。

2001:ab25:1234:8c5d:0000:01ef:0000:0000
「IPv6」は128ビットのデータで管理されて、3.4×10の38乗個で、約340澗(かん)個になります。

1兆が10の12乗なので、340澗というのは紛れもなく途方も無い数です。

340澗個もあれば、IPアドレスが枯渇するということはないでしょう。